パニック障害患者が苦手な物5つ | 発作を起こさないために

panicパニック障害

この記事でご紹介するのは、パニック障害を患ってから苦手となった物です。

普通の日常生活をおくっているようにみえても、それは苦手な物を避け発作をおこさないよう行動しているからかもしれません。周りの方はどうかこれらを頭の片隅に、当人がいざパニックを起こしても落ち着いて対応していただければ幸いでございます。

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① 乗り物や会議室、映画館などの閉鎖空間

これは電車やエレベーター、狭い会議室や映画館、飛行機などパニックを起こした時にすぐに逃げられない場所のことです。自身の場合酷いときには、電車にただ乗っているということができませんでした。1駅ずつ降りて落ち着いたら乗っての繰り返しで自宅まで帰っていたのです。

物理的な吐き気もあるので、そのままトイレに駆け込むこともありました。「出られなくなったらどうしよう、このままパニックを起こしたらどうしよう」という不安が、動悸を加速させます。そして過度な不安が巻き起こり、それ以外なにも考えられなくなっていくのです。

 

② 大きな話し声

また大人子供、性別問わず、威圧的な話し声を極端に怖がるのも特徴のひとつです。過度なストレスから症状を見舞ったわけで、「大きな声」が引き金となりストレスの原因がフラッシュバックすることがあります。何でもない話しであっても、大きな声には攻撃性を感じ全身から血の気が引いていくのです。普通の人が平気なことを、過度に感じ取ってしまうのかもしれません。

 

③ 人の悪口・悪意がこめられた愚痴

黒い気持ちがぶつかる場所も、怖いという気持ちを引き起こします。それが自分に向けられていないものであっても、悪意を感じるような場面は恐怖を加速させます。便乗しないことはもちろん、ササっと立ち去るようになりました。怒鳴るような現場も苦手でイヤホンをするか退席するか、人との関わりが最小限になっているなかで、 自分を守るために心が敏感になっているのかもしれません。

 

④ 気のおける人、初めて会う人

信頼できる身内、状況を知ってくれている友達以外とのお出かけは躊躇するようになります。もし、万が一パニック発作が起きたり具合が悪くなった時は、頓服を飲んでそっと背中を撫でてもらうことが効果的なのですが、逆に「大丈夫?どうしたの?」と言われて周りがパニックになると、申し訳なさと不安が混ざり合い悪化してしまうのです。

「恐怖に殺される」ような感覚といえるでしょうか、身内だと素直に「辛い」の一言で通じるのですが、ほかにイチから説明するのもしんどく避けるようになりました。

 

⑤  視覚、聴覚、感情をコントロールされる場所(VR、自己啓発セミナー)

自己啓発セミナーや講演会、映画やコンサートに会社の決起会、感情を意図的にあげたり、下げたりする場所が苦手になりました。拒否反応で、一旦は入場しても結局出てしまうことが多いです。無理をしていたとしても、その後2週間くらい引きずります。自分の持っている感覚がそもそも正常値じゃないので、それを乗っ取られるような感覚(脳や、三半規管、心の中)をかき回されている感覚に陥るのですね。

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まとめ

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本日はパニック障害を患ってから苦手になったもの5つをご紹介しました。

  • ①乗り物や会議室、映画館、アトラクションなどの閉鎖空間
  • 大きな話し声
  • 悪意のこめられた言葉、会話
  • 気のおける人、初めての人とのお食事
  • 視覚、聴覚、感情を他人にコントロールされること(VR、自己啓発セミナー)

最初「メンタルを病んだこと」を周りに言うのは、とてつもなく嫌でした。でもマルチ商法に引っかかり、「病気を言い訳にしない」と半年間走り回ってどうなったかというと悪化しただけだったんですよね。

ちゃんと元気になるには、心身ともに充分な休息が必要なのです。今まで頑張ってきた自分には「おつかれさま」と優しくし、心療内科の先生が「よくなったね」というまでは無理をしない。苦手なものは、苦手でいいんです。動きたくなるときまでじっとしているのが、実は完治へのいちばんの近道なのかもしれません。

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