【人が怖いときは病気を疑え】身体のSOSを見逃した末路

sosパニック障害

「最近人に会うのが怖い、動悸がする」それはもしかしたらそれは身体のSOSかもしれません。というのも、いわゆる「うつ病、対人恐怖症、広場恐怖症、パニック障害」は誰でもなる可能性があり、放置していると泥沼にハマってしまうことにも。一度かかると厄介なので「変だな」と思った状態で動くことをお勧めします。この記事では「人が怖いと感じたら考えたいこと」をご紹介します。

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危険のサイン、病気かもしれないこんな症状

  • 全員ではないが、人に会うのが怖いと感じる
  • ミーティングやセミナーで動悸がする
  • 狭いところ(すぐ逃げられないところ)が怖い
  • 電車やタクシー、飛行機が怖い
  • 人混みにいると手足の血の気がひいていく(身体に力がはいらない)

これは自身がパニック障害を煩う前に感じていた症状です。でも過労で疲れているんだろうな」くらいであんまり気にしていなかったんですよね。むしろこれは過労からくる症状であって、「精神的ストレス」からくるものだとは、全く思っていなかったのです。

 

身体の違和感を放置すると、どうなるのか

  • 観覧車で思わず非常ボタンを押しかける(閉鎖空間に耐えられなかった)
  • 風邪でもないのに吐き気に頻繁に襲われる(日によっては途中の駅で途中下車)
  • 身体が鉛のように重く、休みの日でもベッドから起きられない(重力に勝てない)
  • 段々生きていても仕方ない(この先きっと何もないと思い始める)

こんな症状が続き、最後のほうはトイレの近く(カフェとか、もう窓のサッシ部分とか)で仕事をするようになりました人が周りにいることに耐えられず、少しでも外の空気に触れていないと吐き気に襲われたからです。

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さらにそれを放置すると、こんな悲惨な結果に

人前で発狂、過呼吸におちいる

出張帰りに立ち寄った整体で、発狂し過呼吸をおこしました。そのまま救急車で病院へ具合が悪いのは身体の調子が悪いからで、調整してもらえば治る程度に思っていたのですがまったくの検討違いだったんですね。

もう何が起きたかあんまり覚えていないのですが、とにかく恐怖に飲み込まれるように、冗談でなく目の前が真っ暗になるか、自分が失神してしまいそうな、どうにかなってしまいそうな怖くてたまらない気持ちになるのです。(あとでわかったのですが脳内のセロトニンのコントロールがバカになり、不安をコントロールできなくなっていたよう)

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死ぬほど苦しいのに、どうすることもできない

特徴としては、「意識を失ってしまいたいほど苦しいのに、おさまるまでひたすら我慢しないといけない」ことでしょうか。病院には父母が迎えに来てくれましたが、その後数日は外出時ひとりではとても出歩けない状態でした。両親がいないときは当時付き合っていた彼氏がきてくれて公園までどうにか散歩したときに、5メートルずつ歩いて止まってを繰り返していたのを覚えています。電車には乗れず、仕事ができる身体になるまで、倒れてから2ヶ月半ほどかかりました。

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「病気のせいだ」とわかると少し楽になる

会社からはカウンセリングを勧められ、心療内科への受診を勧められたものの、母は「薬漬けにされるのでは」と心配していました。しかしもうそんなことは言っていられず、この苦しさから救われるなら、薬を飲んだほうがマシだと心療内科へ病名は「パニック障害」と「広場恐怖症」でした。

パニック障害は長島一茂さんがなったことでも知られていますね。Sexy Zoneの松島聡さんも同じ理由で休止されています。

 

Sexy Zone松島聡さん休止記事にみえる、パニック障害の辛さ

これはなってみないと本当にわからないのですが、健常な身体では想像もできないほど辛いのです。苦しさがわかりやすく言語化されているニュース記事があったので引用させていただきます。

米国精神医学会の診断・統計マニュアルで「パニック障害(Panic disorder)」の呼称が使われ始めたのは1980年。日本でも一般的に認知されるようになったが、実際の症状はよく理解されていない精神障害のひとつだといえる。

なんの前触れも理由もなく、突然激しい動悸に見舞われ、「このまま死ぬのではないか」と思うような呼吸困難状態やめまい、強烈な不安感、恐怖感などに襲われる心臓が鷲掴みにされるような、破裂しそうな胸部の痛みを覚えたり、人によっては呼吸さえおぼつかなくなり、全身の筋肉が緊張したり、震えが止まらなかったりする(ジャニーズタレントに続発、パニック障害の恐ろしさ…突然に強烈な恐怖感や呼吸困難 https://biz-journal.jp/2018/12/post_25785.html Copyright © Business Journal All Rights Reserved.より引用)

 

うつ病を併発するケースも

「人が怖い」って、見ないフリをして放っておくとこれを起点に様々な問題の原因になったりします。

  • 誰と話しても責められているように感じる
  • 何気なく言われたひとことが、ありえないほどグサっと刺さる
  • 自分の思うように身体が動かない
  • いけない場所が増える
  • 体調によって「ドタキャン」が増える
  • 愚痴や悪口の多い集団が異様にこわい

元々パニック障害の薬物治療を進めつつ、広場恐怖症をだましだましおさえて、普通の生活を送っていたわけですがやっぱり色々と歪みが生じているわけです。うつ病併発のきっかけとなったのは近くにいた一人の友人の何気ない言葉でした。私の発言に対して彼女が思うことを2時間近くにわたり聞いて、「あー、そうだったのか、ごめんね」と一度は受け止めようとしたのですが。

自分なりに気を使っていた部分がたくさんあったわけで。「そういう風に人を傷つけている」という事実が受け止められず、そこで精神がすべて崩れていくのを感じました。

 

「どう考えているの?」「どうしてそう思うの?」は凶器でしかない

怖くなってしまうのは、

  • 悪口を楽しそうに言い合う人たち
  • そんな必要があるのか、というくらい大声で話すひとたち

ですが、なかでも一番怖くて手が震えたのは、「私はこう思うんだけど、どうしてあなたはそう考えるの?」という問いが延々と続くことでした。生きているだけで精一杯なので、なんでと聞かれても、もうわからないのです。

 

うつ病の人に関わるな、とは一理ある

責めてるわけじゃない、気持ちを聞いているんだ、被害妄想だ」「なんで話し合えないのと言われることもありましたが、こういった言葉は「これがわからないあんたはひどい奴、かわれよ」と言われているようにしか感じなかったのです。やめてほしくてきつい言葉を返したこともあり、考えるといまでも手から血の気がひいていきます。

うつ病の人の気持ちは、なるまでまったくわかりませんでした。もしかしたらうつ病になった時点で、「ああしたら、こうしたら、そんなアドバイスには疲れ果ててしまっているのかもしれません。効果的なのは何も言わずにただそっと寄り添うか、また程よく距離をおいて放っておくこともひとつの優しさです。

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まとめ

この記事では経験談を元に、「人が怖い」はもしかしたら身体のSOSかもしれないこと。そしてそれを放っておくとどうなるのか、をご紹介しました。車とかなら交換できますけどね、自分の身体は一つしかないので、痛まないよう定期的に手入れしてあげることが重要です。痛ませてからでは遅いのです、ぜひ身体のSOSを無視せず、違和感を感じたら早めに対処しましょう。

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