「よく休む社員」が会社のメリットをもたらす3つの理由

lady知るとほっとする、人間の多様性

Yahoo知恵袋をみていると、「同僚がよく休む」「よく休む社員にはどうしたら」といった相談をみかけることがあります。確かに“本来やらなければいけない業務を人に押し付けて都合よく休む“ことはひとに迷惑がかかるでしょう

でも「よく休むこと」って、見方によってはそんなに悪いことじゃないのではと思うのです。ということで、この記事では「よく休む人が会社にいること」のメリット3つをご紹介します。

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① 他の社員が休みを取りやすくなる

よく休む社員 迷惑

日本人が休みを取りにくい理由は、「無言の同調圧力」があるからでしょう。

具体的には、

  • 他の人が頑張っているのに、私一人だけ休んでもいいのだろうか
  • 私だって休めてないんだから、あなたも休まないでね
  • こんな忙しいときに休むなんて、という視線

こういったものを避けるため、本当は休みたいけど、休めない人が多くいます。また仕事量が膨大すぎて、休んだら後の自分が苦労するから働き続けるしかないというスーパーブラック企業パターンもあるでしょう。

独学で通訳

そのためそういった意見をものともせず堂々と休んでくれる人がいると、休みの取りやすさがぐっとあがるのです。ちょっと意地悪な言い方になりますが、「あのひとよりは休んでないし」「このくらいならマシだ」という考えが生まれやすくなるんですね。

 

② 休んで元気になってまた働こう、プラスの雰囲気で会社が明るく

よく休む社員に対する反応は、「あのひと休みばっかりとって」といった不満が多いかとおもいます。でも見方をかえると「あ~、あ~やって息を抜くのもありなんだ」という気づきも得られるのです。前者は「あの人だけ休むなんてずるい」と思っているから、浮かんでくる思考ですね。常にギリギリで人員を回している会社で起こりやすい現象です。この場合は休み云々より人員不足問題が根本にあります。

ひらめき

公的に定められた有給もあるわけですから、「人が休むときは自分が動いて、こっちが休むときも心置きなく相手にお願いする」といった流れが浸透してくると、「しっかり休んで元気になって、また仕事すればいいじゃんか」といったプラスのループに入り始めるものです。

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③ 仕事はツール、社員の心が豊かになる

ちょっと整理しておきたいのですが、批判の的になるべきは

  • 休んで、業務整理ができていないために人に迷惑をかけること、であって、
  • 有給の範囲内で休むのはむしろ普通のこと、なのですね

ですが、どうしても日本企業にいると、休む事は悪いことのような印象を受けるのです。

カナダにいた頃、周りにいた人々の優先順位は、まずいちばんが人生を楽しむ事(遊ぶ事)。そのためのお金を稼ぐツールが仕事でした。でも、日本ではどうしても「仕事が一番」という人が多いように見受けます。

ポイント

堂々と休むひとがいることで、「ああ、それもありだな」とおもうひとも確かにでてくるとおもうのです。「休むのを避ける」のではなく「迷惑をかけないように業務整理をする」など、気持ちよく休めるためにはどうすればいいかに頭を使うほうが生産的ではないでしょうか。

 

人材が資源と呼ばれる日本ならではの背景も

大陸で資源のあるカナダと違って、人材が資源の日本だから、ということもありますが、「仕事のための人生」でないという意識が少し日本では低いのかなとおもいます。(わたしもですが仕事が大好き、というひともいるので悪いことではないのですが)

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まとめ

というわけで、「よく休む社員」が実は会社にメリットをもたらす3つの理由

  • ① 他の社員が休みやすくなる
  • ② 張り詰めた雰囲気が和らぐ
  • ③ 仕事はツール、社員の心が豊かになる

常識破りと呼ばれることもあるかもしれない「よく休む社員」考え方と周りの動き方によっては会社にメリットをもたらすこともあるのですね。というのも、毎回休まれることにイラっとしていてはこちらも持ちませんから。一度固定観念を捨てて柔軟に考えていくと、職場の雰囲気も良い方へ変わっていくのではないでしょうか。

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