ときに『理不尽なことで怒られる』ことありますよね。「私がいけなかったのか」「なんでそこまで言われないといけないのか」悶々とした経験は、誰しもがあるのではないでしょうか。今日はそんなときに、自分の感情を整理して、心を落ち着けられる対処法をご紹介します。
理不尽なことで怒られたときに効く3つのステップ
ステップ① 目を閉じて、自分の感情を見つめる
「どうすればよかったのかな」「なにがいけなかったのかな」「ああ言ってやればよかった」
色々と頭に浮かんでくるとおもいますが、頭で考え出すとキリがないのです。理不尽なことを言われた、と思ったら、目を閉じて自分がどう感じているか、自分の感情をじっと感じてみてください。
- 悔しい
- 腹立たしい
- 悲しい
- 切ない
頭の中がグチャグチャになっているからモヤモヤするわけで、「自分は”悲しい”と感じている」「“悔しい”と思っている」と感情そのものを見つめると、段々と冷静になり、心が落ち着いていくのです。
ステップ② 自分の問題と相手の問題を分けて考える
「理不尽な発言」というのは、
- 相手がカッとなって言ったもの
- あえて、あなたを傷つけようとして吐いた言葉など、
「自分の問題ではなく、実は相手の問題だった」といった場合が殆どなのです。ただ喧嘩両成敗という言葉がある通り、トリガーを引いたのは自分かもしれません。そのためもう二度と同じことを繰り返さない (言わさない) ために、
- 何がトリガー (引き金) になったのか
- 同じことを繰り返さないためには、どうしたらいいのか
といった視点から、見てみることがオススメです。
ステップ③ 『悪意のある発言を楽しむ人』がいることを知ろう
一部ですが、「悪意のある発言を楽しむ人」も存在するのです。動機はさまざまですが、
- 嫌なことがあったことの憂さ晴らし
- 相手が嫌いなため、粗探し(それが本当に欠点であるとは限らない)
- 相手のプライドを傷つけたい(相手を侮辱することにより、自分の心の傷を癒そうとする)
- 自分の欠点を直視したくない(意識を外に向けようとする)
こういった理由が考えられます。どちらにしても、「理不尽な発言」に悩み、このホームページにたどり着いた人には分かり知れぬものでしょう。
言いたい人には言わせておけばいいのです。カッとなって人を傷つける発言をしたり、明らかに理不尽な発言をするのはその人の課題で、あなたの問題ではないのです。またその発言を”真実”だとして、真っ正面から受け止める必要はありません。
まとめ
というわけで、理不尽なことで怒られたときに、心を落ち着ける3つのステップ
- ① 目を閉じて、自分の感情をただ感
- ② 状況を整理、「自分の問題」と「相手の問題」を分ける
- ③ “悪意のある発言を楽しむ人”がいることを知ろう
でした。「悪意のある発言をして意図的に人を傷つけようとする人は、心に深刻な問題を抱えているか、はからずしも自分の傷を暴露してしまっているのだ」というのは、アメリカの著述家で、心理学に精通したジェリー・ミンチントンです。
人の心は複雑なもので、ときに自分の力不足を痛感しては、マウンティングを取ることでその、ちっぽけな「自尊心」を維持することもあるのです。人から批判されたときは、一度表面で受け止めて、「それは自分の人生に役に立つのか」「それとも全く見当違いなゴミなのか」を考えると、余計な雑音に惑わされることが減るのではないでしょうか。
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