【傷ついた時に試したい】痛んだ心を癒す4つのステップ

relax傷ついたこころに

人生はいわば、感情のジェットコースターのようなものです。波瀾万丈でいて、予期せぬ驚きの連続です。実際遅かれ早かれ、自分が期待していたような結果にはならず傷つく日もあるでしょう。

しかし傷つくことは必ずしも悪いことではありません。それが分岐点となり、最終的に満足感、喜び、幸福感を高めるキッカケとなることもあるからです。この記事では即効性のある、『傷ついた心』を癒すための4つのステップをご紹介します。

 

心の傷を癒すための4つのステップ

ステップ

うした心の傷を乗り越えるには、忍耐と時間が必要ですが、それは誰もが心持ちひとつで実行することができます以下にご紹介するのは、傷ついた感情を乗り越えるために効果的な4つのステップです。

 

ステップ① 冷静になって、感情を静める

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自分が傷ついていることに気付いたら、いったん冷静になり、感情に支配されるのを防ぎましょうそのための最善の方法は、傷ついた自分がいるなあと自分を俯瞰することです。自分自身をその状況から切り離すことで、感情をなだめ心を落ち着かせることができるでしょう。

このような『分離期間』があれば、不合理な結論に飛びつくことはありません。もしかしたら、物事は見かけどおりではないかもしれません。少なくとも『実際に起こったこと』と『問題』を切り分けることは、あなたの感情や人間関係を悪化させる摩擦を避けるのに役立ちます

 

ステップ② 具体的に何が起こったのかを明確にする

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少し間をあけて落ち着いたら、もういちど実際に何が起きたのか、その人が何をいったのかを考えてみましょうポイントは考えるだけでなく、『起きたこと』を自分の偏見フィルターを通さずそのまま理解することです。さらに自分自身の行動や反応、いま感じている感情に目を向けてみましょう。具体的には次のような質問が有効です。

(1) 自分の「こころ」を知るための質問

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  • 何があったのか
  • この状況について、自分は最初どのように感じたのか
  • なぜ自分はそのような反応をしたのか
  • 今の気分はどうか、なぜ私はこのように感じているののか

これらの質問は、表面上で起こっていることを冷静に把握するのに役立つでしょう。あるいは、今の『傷ついた』という感情も、過去の経験に基づいた結果だといえるかもしれません。

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  • 何が私の心を傷つけているのか?
  • このような傷ついた気持ちは、なぜ起こったのだろうか
  • 私の感情の根底にある原因は何だろうか
  • この評価から得られる重要な情報はなにか

自分の傷ついた気持ちは、必ずしも『今』でなく、『過去』の出来事に紐づいている可能性もあります。実際に痛みを引き起こしている過去を昇華『痛み』の原因を知って緩和することができれば、今後生きるのも少し楽になるでしょう。

 

(2) 自分フィルターを通さずに、状況を見る

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状態をより明確にするために、相手の視点から状況を見るのも大切です。なぜ相手がそういった行動をとってみたのかを考えてみましょう。具体的には、下記のような視点が役立ちます。

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  • 相手は何をしようとしていたのか
  • なぜ相手はこんなことをしたり、言ったりしたのか
  • 彼らはこの状況から何を得ようとしているのか
  • 彼らは私を傷つけただけか、それとも他の人も傷つけたのか
  • 何が彼らの言葉や行動を引き起こしたのか?ストレス?他になにか?

ここで、一般的に起こりやすい『誤解』も考慮するとさらに物事の輪郭がみえてきます。この状況での相手の本当の意図も考察してみるのです。相手の意図に対するあなたの思い込みが間違っている可能性はないか具体的に確認したいのは次の点です。

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  • 彼らは故意に私を傷つけたのか
  • 相手の意図を誤解している可能性はあるか
  • 彼らの真の意図は何か
  • これは自分が時間を傾けるべき関心ごとか

人間誰しも状況によっては、自分が意図していないことを言う可能性がありますまた彼ら自身が『痛み』をもち虫の居所が悪い場合、怒りを他人にぶつけることもあるでしょう。これは八つ当たりであり、この場合彼らの言葉や行動があなたとは全く関係なく、むしろ彼ら自身の個人的な不安と関連しています。

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(3) 自分の期待と、実際の結果にどんなギャップがあったのか

最後に自分へこんな質問をしてみましょう。

  • この状況で何が起こると思っていたか
  • 相手が何をすべきだったと思っていたのか
  • 自分の (相手に対する) 期待は現実的か?

自分が思う通りの出来事 (期待) が完全に満たされなかったために、あなたは傷ついています。もちろん、何の問題もありません。しかし「言わなくても私のことをわかってほしい」など過度な期待を抱いているのであれば、何度やり直しても同じ結果となるでしょう。そのような場合は、自分の期待を認識して現実的に考え直す必要があります

 

ステップ③ 痛みの感情を精査する

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②で今の状況が整理できたら、具体的に痛みを緩和する行動にうつりましょう。自分のなかだけでモヤモヤするのではなく、もし相手との間に誤解があるようなら、それを解決するような話し合いの時間を持つのが合理的です。もしかしたら単に誤解があっただけかもしれません重要なのは自分の思い込みに頼らず、『可能性』に対してオープンになり、相手の考え方や本音を理解することです。

またこの状況で相手と話しをするときはただ反応するのではなく、『考えてから話す』ことが大切です。後悔するような結果にならないよう、事前に何を言うかを大まかに把握しておくといいでしょう。このことを念頭に置いた上で、自分の気持ちを認め、相手の気持ちを認めオープンに丁寧に話しましょう。

ポイント

理屈っぽくなったり攻撃的になったりしないことが重要です。同様に、相手が何かをしているかしていないかを責めたり判断したり、非難したりしないことも重要です。そうではなく、自己主張し、謙虚になり、状況を明確にすることに集中しましょう。情報が多ければ多いほど、より良い洞察が得られます。ただ、相手に謝罪を強要するのは、調和よりも摩擦が大きくなる可能性があるのでやめましょう

 

ステップ④ 相手を許すか、関係を断ち切るかを決断

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ここまで、このような状況を乗り越えて相手を許すか、関係を断ち切って相手から距離を置くかの決断を下すのに必要なすべての情報が手に入りました。あなたがどのような判断を下すかは、ステップ3からどの程度の洞察を得られるかにかかっています。しかし何をするにしても、起こったことを受け入れ、傷ついた気持ちを静めることが大切です。

 

まとめ

tips

この記事では、傷ついた心を癒すための4ステップ

  • 冷静になって、感情を沈める
  • 何が起きたのかを冷静に分析する
  • 自分に必要な痛みか精査する (自分の殻に閉じこもらず、相手と話し合うのも手)
  • 今までの考察を踏まえて、距離を置くべきか、自分の見方のぶれなのかを判断する

をご紹介しました。

遅かれ早かれ誰かがあなたを傷つけるでしょう。人はミスをするものです。人は失敗や間違いを犯し、自分のしたことや言ったことを後悔することもたくさんあります。しかしこのような間違いを人は認めたがらないものです。ミスを認めるのは自分のプライドを傷つけることもあるからです。もしかしたらお互いに必要なのは『少しの思いやりと理解、忍耐』だったのかもしれません。

最終的には間違いを犯した人もどこかで気が付きますが、時間がかかる可能性もあります。そしてあなたも将来、不本意ながらも『傷付ける側』になるかもしれません。そのときに真実に気付けるよう見る目を養っていくと、もっと豊かな人生が築けるようになるかもしれません

 

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