はっきりいう人の心理【心無い言葉に傷ついたら】

sad傷ついたこころに

よくもまあそんなにズケズケ言えるよな、というひといますよね。私も入院中に届いたバレエの衣装を、教室の人が預かってくれていて。退院直後に這っていったのですが間に合わず。「なんか色々と違いますよね」「いわせてもらうけど、約束を守れないなら、最初に自分からいうべきです」「突然いまいきます、って失礼ですよ」といった手厳しいLINEがどんどん来て、ものすごくショックを受けたことがあります。

会ったら「舞台にモヤモヤした思いで出たくないんで、言いますね」とさらに釘を刺され、ありがとうの気持ちで用意したフルーツは、ひっつかまれるように持ち去られ唖然としました。色々と悲しくて、そのことを思うといまでも手足がじんと冷たくなります。この記事ではそういった経験をもとに、心無いことで傷ついた時の対処法・心の整理の仕方をまとめました。

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はっきりいう人の心理

はっきりいうひとって、だいたい3パターンにわかれています。

  • 傷つけようとあえて吐く言葉
  • 感情ではなく「客観的な事実を述べた」だけ
  • 自分に落ち度がある(または心当たりのある)指摘

もちろんコンビネーションになっている場合もあり、今回最初に出した例では、①と③が合わさっています「時間に遅れた」という事実にかさねて、「お前もっとしっかりしろよ、私に迷惑かけんじゃねーよ」という怒りの感情があわさって、このLINEがきたわけです。

 

言わなくてもいいことをいう、のは理性の欠如

脳は主語を理解できないという話しを聞いたことはありますか。相手に言った言葉は、自分に向けて言っているのと一緒はっきり言われた方は「その言葉」によって苦しむものですが、言った本人は「その言葉を使ったこと」の罪悪感に苦しむものです。自覚・無自覚の程度は人によりますが、「やってしまった」という罪悪感はじわじわと自分を蝕んでいくのです。

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傷つきは癒えるが、罪悪感は消えない

人間関係って「言わなくてもいいことは、言わない」ことで成り立つ面があります。嫌なことを考えることだって普通です、だからこそ「理性」が人間にはある、自分の心のなかにだけ留めておいた方がいいことがあるんです。

相手のことを考えず放った言葉や態度は、自分のほうが優位になったようで一時的な優越感をもたらすでしょう。しかし、実際は「ああ、あの人そういうことするんだな」と本人の評価が下がるだけで何もメリットはないのです。これって言われる側になってはじめて気づくことだったりします。

気づくまで「はっきり言う人」は、こういったトラブルに色を変え形を変え見舞われることとなります。

 

心無い言葉で傷ついたときは

そこまでいうかってくらい言われると、ほんとうに傷つきますよね。家にかえってからも、しばらくは「ああ、言い返してやればよかった」「そもそもアイツが」と頭から離れないかもしれません。悲しくて悔しくてどうしていいかわからないときだってあるでしょう。

でもですね、こうやって怒りにまかせて生きるのと、

こうやって、傷つきながらも人の痛みがわかる人になっていくの、

どちらがいいでしょうか?ちなみにわたしは後者です。いやなことを言われたときに、「いやな人だな」とおもう心は忘れたくないし、「人を傷つけて平気でいられる」人にもなりたくないです。

「傷ついた」「はっきり言う人の何らかの違和感に気が付いた」というのは、きっと正常な反応なのでしょう。

プラスに捉えられるようになるには時間がかかるとおもいますが、いつかこのイタさが役に立つ日が必ずくるものです。いまは苦しい分だけ立派な大人になろう、とそれだけで充分なのだとおもいます。

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あとがきにかえて

ポカリのCMでもやっていますよね、「人生は長いんだ」って。「大人はいちいち覚えていたら大変なんだよ、だから忘れるんだ」って。人間の脳っていうのは、いやなことを思い出すだけでもストレスホルモンが活性化するそうです。なのでそのときのことを繰り返し頭でリピート再生するって、あえて自分を苦しませるようなものなのですね。

なので思い出しはじめたら、「やめよう」と自分で停止ボタンを押すのが、すぐにできる対策法です。生きていると色々ありますよね、「何こいつ」ってひとに会うこともあるとおもいます。でも幸せを感じるのも、人との関わりのなかにあったりするんですよね。「ほらみろ、バーカ」と笑っていえる日まで、自分の幸せのために生きていきたいものです。

 

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