「一度正社員を辞めると戻りづらくなりますよ」は、人材会社がよく使う言葉です。
派遣社員になると「キャリアグレードが落ちる、保証がない」などマイナスなイメージを持つ方もいますが、終身雇用でない時代「正社員であることが正解」という考えはいささか古いのではないでしょうか。この記事では正社員と派遣社員のメリット、デメリットを見比べながら比較していきます。
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正社員のメリット
雇用期間の定めがないので、安定感がある
よっぽどのことがない限り解雇されることはないです。派遣は「3年以上同じ部署で働けない」ので、長く働いていくうえで、安定(仕事探しのリスクがない)を考えるとメリットですね。
ボーナスがあるので年収が高くなりがち
給与だけで比較すると、場合によっては正社員より時給が高い仕事もあります。しかし「ボーナス」があるのは正社員だけ。大手企業になると20代後半でも、額面で100万円以上のボーナスがでます。毎日仕事をきちんとこなしていれば、定期的に大きな額がもらえるのは大きいですね。(※一部企業を除く)
個人の信頼性が高くなる
マイホームなど、ローンを組むときなどはこのメリットが顕著にでます。また誰かと知り合っとたきにも、「○○企業の青木です」など企業名を伝えることでその肩書きがブランドになり信頼度があがる(覚えてもらいやすい)という付加価値もあります。
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派遣社員のメリット
自由に働き方を選べる
雇用期間の定めなど「安心安定」は少ないものの「好きな場所で、好きなだけ働く」という働き方ができるのは派遣社員のメリットです。週3・週4・時短など自分にあった仕事を見つけることができます。責任も正社員ほど重くなく、残業などの時間外労働や休日返上といったこともありません。
大手に簡単にはいることが可能
仕事に就くときの面接も1回(顔合わせ)程度。正社員採用試験のように、テストを受けて、数回にもわたる面接を受けてといった煩わしさもないです。
責任が少ない(定時で帰れる)
正社員だとずっとその会社に勤めるので、周りの目を気にして帰りずらかったり。自分の責任のもとに持った仕事については終わるまで帰れなかったり、家に持ち帰ったりするものですが派遣社員は真逆です。正社員だったとき、定時にパタンとパソコンを閉じて帰る派遣さんが心から羨ましかったこともあります。
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正社員のデメリット
安定と、肩書き、十分なお金(会社による)がある一方で、
- 一定の給与が保証されるかわりに、会社に縛り付けられる
- キャリアを積んでいける一方、道がある程度定められてしまう
- 長い休暇が取りづらい
- 人員不足に陥ると正社員にしわ寄せがくる(過労の原因に)
- ときに胃が痛くなるほど責任が重い仕事も
- 飲み会には強制参加
といったデメリットがあります。
派遣社員のデメリット
自由がある派遣社員にも、もちろんデメリットがあります。
- 雇用状況が安定していない
- 正社員と違い、ボーナスがない
- 祝日分は給与がでない (給与は安くなりがち)
- 社会的な信用は低くなる
- 大きなやり甲斐のある仕事は、まわってきにくい
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まとめ
この記事では、正社員と派遣社員はぶっちゃけどっちがいいのか、それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。ただ前提においておきたいのは、日本の労働はどちらかというと「成果重視」ではなく、「労働時間重視」ということです。
それを考慮してまとめますと、
- 正社員は雇用とお金が安定している一方、時間や精神的な縛りが多い
- 派遣社員は自由が多い分、柔軟性や自分で働き方を決めていく意思のつよさが必要
と言う結論でございました。
逆にいろんな会社に行っている人は世渡りもうまかったりするので、この時代一概にどっちがいいとは言えないのです。銀行やAIの台頭などで、自分の会社もいつどうなるかわからない時代ですからね。社会の「こうでなければならない」に縛られることなく、健康で長く働けるよう、自分にあう働き方という目線で見てみてもいいのかもしれません。
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