前回の記事好きとは何か、依存との違いを徹底図解【見方を変えれば、人生が変わる】では、イラストを用いて「好きと依存の違い」を解説しました。何でこんな記事をかくかって、わたし自身も重度な恋愛依存症だったからです。私が大学生だった当時は西野カナさんの「会いたくて」、加藤ミリヤさんの「Aitai」など、叶わない恋を歌った曲が大流行していたのdせう。
でも年齢を重ねるにつれて「恋愛」に重きを置いている自分に疲れ果て、「恋愛してないと(彼がいないと)充実感がないなんて虚しい」という考えに変わっていったのです。というわけで、この記事では、その恋愛依存を脱するキッカケ、変わったこと5つをご紹介します。
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① 俺じゃなくてもいいんじゃない?
25歳くらいだったでしょうか、当時付き合っていた大好きな恋人に結婚を考えているか探りをいれたところ、「正直考えてない、たぶんだけど。あなたが好きと思ってくれているほど、俺は好きじゃないとおもう」と言われ、そのあとバッサリとふられたのです。
そして最後に「恋人らしく、優しくしてくれる人なら、ぶっちゃけ誰でもいいんじゃないかな」といわれ、納得してしまったのです。まさに「恋に恋をしている」ってやつですね、相手を好きなようでいて本当は「恋愛ごっこ」に酔っていたのです。
② ひとりで100%、ふたりで200%になれたら、もっと幸せ
あまりに落ち込んでいた時に、お姉さまからふといただいたのがこの言葉です。
そのときはポカーンとしたのですが、よく考えてみると、「彼がいないと、幸せになれない」ってすごく不安定なんですよね。だって自分のことすらままならないのに、その「彼」が何をどうするかなんて、私がコントロールできるものではないんですから。
そこでようやく、
- 自分ひとりで充実を見つけられず、
- 誰かに好きといわれることで承認欲求を満たし、
- 周りから幸せだと思われようと奔走している
というとんでもない、空っぽの自分に気づいたのです。仕事も早く辞めたかったし、安月給から抜け出して生活レベルもあげたかった。それには「結婚しかない」と、とんでもない幸せ神話の、おとぎ話を夢見ていたのです。
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③ 自分で充実を作り出せれば、恋愛に依存する必要はなくなる
「太陽が出ないならば、自分が太陽になればいいじゃない」、具体的にどういうことかというと、
- 給与を上げるために、必死で勉強して
- 自分が好きなもの、好きなものをたくさん見つけて、
- ストレス発散できる術を身につけて、
そうしているうちに、恋愛に執着することがなくなったのです。なぜなら「恋愛」がなくても、十分にたのしいから。ひとり図書館で本を読む時間も、友達とただお茶をする時間も、バスに乗っている時間も、仕事をしているさえ、いままで彼のことでモヤモヤしていた時間がすーっときえて「自分の時間」がとても愛おしく感じるようになったのですね。
④ 執着がなくなると、心も身体も軽くなる
恋愛依存症におちいっていたときって、「恋愛しなきゃ、愛されなくちゃ」と、むだに頑張って、エネルギーが空回りしていたようにおもいます。でも自分の人生にフォーカスできるようになったことで、縛りがなくなり、すごく心が自由になったんです。イラストにするとこれですね。いままで「彼」だけに向いていた矢印が、いろんな方向へ向かうイメージです。
「誰といても、自分は自分」であり、「彼がいてもいなくても」そこに変わらないものがあるから、安心して変化も受け入れられるのです。人間のエネルギーって大きいですから、それを一手に引き受けるのは彼もつらいですよね 。それがこうやって分散されることによって自由になるのは、誰でもなく自分なのです。
⑤ 全部必要な経験、すべてがいつか活きてくる
ただですね、こういったアレコレも色々手痛い失敗をしたからわかったことで、だからこそ「いま」があるわけで、後になるとあれらも必要だったのだな、思えるのです。こんな図を見つけました。
(オリジナル画像:BRIGHT SIDE)
この階段を飛ばしていいことはないそうです (笑) 思えばうまくいかないときって、いつもこの階段をすっ飛ばして考えていました。いまはその意味がとてもわかる気がします。しっかりと勉強をして、社会に出て自分なりのキャリアを見つけて、きっとそこに自分の存在意義を見出し、人は自信をつけていくのでしょう。その基礎がしっかりあってこそ、その上に2人で歩んでいくっていうのが大切なようです。たしかに盤石な地盤の上に家は建てられませんものね、建てられても風が吹けば吹き飛んじゃいます。基礎ってなめちゃいけない、そこが一番大事だったりするものです。
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あとがきにかえて
いまちょうど30歳を迎えようとしています。しかし恋愛に依存してたときは、相手がどう考えてるかが気になって、不安で不安で、探り合いだったといいますか、あの頃の恋愛は、今思うとすごく虚しい…というか、「あのどこに幸せを感じていたのか」不思議で仕方ありません…。
猪突猛進のごとくあたってくだけ、傷だらけで何が幸せかもはやわからない20代を過ごしてきた自分が偉そうにいえることではないんですが、「彼」だけに矢印を向けるのはなんというか、「色々ともったいないな」とおもうのです。せっかくあまりある若いエネルギーですから、ひとつのことに使うのではなく、どんどん発散して、好きなものを見つけていく。
最初は違和感を感じるかもしれないけど、大丈夫、3週間もすれば習慣になって、1年たてばそれが普通になるんです。最後にミィの言葉を記して、記事を終わりたいとおもいます。
(ああ、10年前のわたしにこの言葉をそのままそっくり送ってやりたいです..)
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