【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

アムトラック 乗り方解説世界にある素敵な場所

カナダとアメリカを結ぶ大陸列車Amtrack (アムトラック) がとても魅力的で、たのしい旅の手助けとなりましたので、今日はチケットの入手方法、駅への行き方、列車への乗り方、必要書類の書き方、イミグレーションの通過時役立つ英語」などを体験談とともにご紹介します。

お値段的にも65ドルから(7,000円くらい)とお得なので、ぜひ時間に余裕がある際は、ひとつ変わった列車旅を試してみてはいかがでしょうか。

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アムトラックの乗り方を徹底解説

アムトラックの乗り方を徹底解説

チケットは、Amtrak公式サイトで入手可能

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

まずアムトラックの公式サイトにアクセスします。開くとこの画面が出てくるので、『出発地』と『目的地』『乗車日』を入力してクリック似た駅名があるのでよく見てくださいね、上記2つが一般的な、「バンクーバー」と「シアトル」を結ぶ駅です。

  • 出発地:カナダ バンクーバー (Vancouver BC central pacific station)
  • 目的地:アメリカ シアトル (Seattle BC, king street station)

 

電車だけではなく、バスもあるので注意を

大陸列車の始発駅からは、バスも出ていますので要注意です。チケット購入ページにもまぎれています。まぎらわしいのですが、チケットを買うときは必ず「列車 Cascades号 (カスケード号) 」を選択してくださいね。2つの見分け方は下記の通りです。

  • ちなみにこちらが列車

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

  • こちらがバス

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

 

シートは2種類、普通と広めを選べます

(列車内の画像 Coach)

座席の種類は2種類あり、

  • Coach 普通のシート(66ドル)
  • Business少し大きめのシート(77ドル) が選べます

といってもアメリカの列車ですから、普通 (Coach) も十分広く、どちらのシートにもコンセントが完備されていますちなみにカナダは日本と似た形なので、日本のコンセントは変圧器なしでそのまま使えます(日本人は普通サイズのシートで十分じゃないかなと個人的には思いました)

 

始発駅はバンクーバーのセントラルステーション (Central station)

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (最寄駅 Main Street Science world station)

バンクーバーにある『始発駅セントラルステーション』へは、公共交通機関でいくことができます。

  • ダウンタウンにあるウォーターフロント駅から、
  • エキスポライン(EXPO LINE)に乗り、
  • Main Street Science world station (メインストリートサイエンスワールド)で降りると、

目の前にアムトラックの始発駅「セントラルステーション」が見えます。

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余裕を見て1時間以上前には到着しよう

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (アムトラックの始発駅 CENTRAL STATION)

イミグレーション作業にどのくらい時間を要するかはその時次第なので、余裕を持って到着しましょう。エレベーターで降りて、改札をでると目の前に「セントラルステーション駅 (CENTRAL STATION)」がみえます。普段ひとは少ないのですが、バス・列車の発着時間にはひとが一気に集まってきますので油断大敵

 

Central stationの中にはいったら、乗車待ちの列に

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (セントラルステーション内、イミグレーション待ちの列)

並ぶ人数は割とその時々によりますが、ガラガラなことはないようです。やはりギリギリだと不安なので、はやめの到着が安心ですね。

 

並ぶ前に必要書類4種類を、手元に用意しよう

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

並んだら列から抜けにくくなるので、事前に下記4つを手元に準備しておきましょう

  • 列車のチケット (e-ticket )
  • パスポート
  • ESTA (アメリカ入国の事前申告書)
  • 税関申告書 (記入必須)

ESTA(アメリカ入国のための事前申請VISA)

ESTAはアメリカ入国には必須ですので、事前にこちらから申請ください。ちなみに、日本語のサイトはすべて代理店で、そこから登録すると本来15ドルほどで済む申請料が6,000円と高額になるので英語ができる人はなるべく英語のオリジナルのホームページから申し込んだ方がお得です。

税関申告書

税関申告書はセントラルステーション(のカウンターなど)においてありますので、その場で記入しましょう。列が長いようであれば、並びながら書いてももちろん大丈夫です。

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順番がきたら、いよいよイミグレーションへ

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (canva イメージ図)

列は時によりますが、結構スルスル進んでいきます。

入り口でe-ticketを見せて、席番号を貰う

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (実際にもらった席番号の写真)

並んだ先で、さっきの4種類の書類をみせるとかわりに席番号をもらうことができます

イミグレーションはこんな感じで進んでいきます。

イミグレーションに入る前の会話

駅員「Are you traveling with someone?(だれかといっしょ?)

私「No, just me(ひとりです)

駅員「Ok, here you are!(これ席ね)

私「Is this widow sheet?(これ窓際の席?)

駅員「Yes, because you are by yourself(そうよ、ひとりだからね)

窓際がいい旨を伝えると、手配してくれるみたいですね。そのまま中へ入ると、強面のお兄さんたちがいっぱい。さきほどの書類を見せると、色々質問をされました

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (Canva イメージ画像)

ImmigrationWhy America?(なにしにアメリカいくの?)

私「I’m just visiting my friends(友達にあいにいくの)

Immigration Touch your hand(手置いて)

私「like this?(こう?)

ImmigrationNo, left hand. Look at this(左だよ左、カメラみて)

私「(最初から言えよ)..ok

Immigration You have to pay 6 dollars, go to the room next to you(6ドル払ってね、ここじゃなくて隣の部屋ね)

私「Ok.. should I back to here? (またここに戻ってこなきゃだめ?)

ImmingrationNo, you can go through(いや、払ったらここ素通りしていいよ)

別部屋で費用を払う場合の会話

言われるがまま隣の部屋へいくと、何やらレジ(お金を管理してそうな機械)と、黒人の大きく優しそうなおっきなお兄さんがそのカウンター越しに立っていました。

(canva イメージ図)

私「I was said I have to pay 6 dollars.. but what is that cost?(6ドル払えって言われたんだけど、これなんのお金?)

お兄さん「Because you are entering united states by land, In that case, you have to pay. If it’s flight, you don’t have to pay it, though (陸路で入る場合にかかるんだよ、飛行機なら大丈夫なんだけどね)

私「Oh i see.. can I use cash?(そうかあ、現金使える?)

お兄さん「No, credit card or debit card(だめなの。クレジットかデビットね)

私「O…okay

クレジットで支払いしてさっきのイミグレに戻って、そろーっとさっきのImmigration officerの隣を通り抜け、外に出るドアの前でまた乗車目的を聞かれました。質問に素直に答えたらようやくイミグレーションを通過、いざ外へ。

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イミグレーションをすぎると、待ち構えていたのは大陸列車

(アムトラック 始発駅セントラルステーションにて)

すぐ外に待ち構えていたのはこれぞ待望の大陸列車、思っていたよりずっと大きかったです。後ろの方が貨物車なのか、荷物捌いているお兄ちゃんが立っていました。

私「oh, can you save my baggage?(荷物って預かってくれるの?)

荷物にいちゃん「Yes, but you can take it with you.(うん、でも一瞬に持っててもいいよ)

私「hmmm… Ok, I will take it」(うん、じゃあ持って行くね)

 

荷物はなるべく預けず、自分とともに

海外では降りる時のロストバゲージが怖いので、なるべく荷物は自分と共にしておくと安心ですね。各号車にちゃんと荷物置き場あるので、できるだけ自分の近くにおいていきましょう。

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (各号車にある荷物置き場の写真)

 

日本とちょっと違う列車事情、こんなことに要注意

場合によっては、景色が見られない

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法

注意が必要なのは、秋~春の早朝列車・夕方発の列車北米(カナダ、シアトル)あたりは夏は陽がとにかく長く23時くらいまで明るい)、冬は16時くらいから暗い)といった特徴があり、「いつでもいい景色が拝める」わけではないので、予約時注意が必要です。

自身が旅をした2017年9月の17時半発列車は、19時頃までは見えたもののそれ以降は真っ暗、ただバンクーバー出発してすぐ見える川や、橋をゆっくり渡っていく姿は見届けることができました。なんともいえない、大陸の大きさを実感できる時間は1時間ほどでした (本当はずっと見ていたかった)

 

発車ベルはないので、乗り遅れに注意

(Canva イメージ画像)

写真をとったり荷物を整理したり、席のコンセントで色々充電していたらあっという間に出発時間。なんの合図もなく、そろそろーっと動き出す電車。発車ベルや、発車しま~すといった呼びかけはないので注意と聞いていたものの、こんなにしれ~っと発車するとは思わなかったです。しかも出発時刻前でしたので、やっぱり出発時間よりはやめに余裕を持って乗車しましょう

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お腹が空いたら食堂車へ

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (列車内にある食堂車の写真)

食堂車では、カナダドルもUSドアも使えました。ドリンクや、サンドイッチ、パンなどが充実しています。食事用の席もありますが少なく、なかなかに揺れるのでわたしは自席に戻りました。(というか揺れが激しいので、車内移動は結構大変かも)

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (列車内で購入した食事)

 

ちょくちょくアナウンスがあるので注意

こんな感じの列車遅れのアナウンスもあるのですが、

Good news! Maybe you notice, we just move on! Sorry! We appreciate your patient.

(ごめんね止まってたけど、お気付きの通り動き出せたわ!ごめんなさいね)

But don’t worry, we are running on time. We may stop again..fortunately 2 times?

(ごめんね、動き出したけどあと2回くらい止まるかも!でも時間通りだから気にしないで!)

出発して1時間半くらいで、「国境に近づいてきましたので、間も無く入国審査がありますよ」という趣旨のアナウンスがはいりました

In 15 minutes, we will cross the border, plase go back to your seat, and prepare Idification card and your passport thanks!!(あと15分で国境越えるので入国審査はいるから用意しておいてね)

そして国境の横で電車は一旦とまり、米国の入国審査官が2、3人が乗り込んできます。

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (列車からみえる国境 車のイミグレーションが行われている)

審査官「Every one, please be seated on your seat. Don’t stand up! Open your passport!

(自分の席から動かないで、立たないで、パスポート開いて待ってて)

一瞬何事かと思いましたが立ってるレディは注意されていたので、わたしはじっと座っていました。ここで、税関申告書を回収されて、5分くらいでババっと審査官下車何事もなかったように、電車はアメリカへ向かってまた動き出します。

列車入国の入国システムはおもしろいですね、細かい出入国はバンクーバーで済ませ、アメリカの国境で入国審査がはいり、そのまま電車ごと皆で入国するみたいです。(2017年情報)

 

アメリカ入国後は、大陸をゆっくり列車が進む

【アムトラック徹底解説】列車でバンクーバーからシアトルへいく方法 (終着駅 Seattle kt station)

そのあとはひたすら、アメリカ大陸をゆったり揺られ、とくになにごともなく。列車は4時間半かけて、最終到着駅、Seattle kt stationへ到着しました。電車はなんだかんだ40分ほど遅れて到着したので、時間通りに到着することはもしかしたら稀なのかも….

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まとめ

アムトラックに乗るためには、まず事前に、

  • Amtrack公式サイトからE-ticket申請
  • Esta公式ホームページでEsta申請 (※日本語サイトは高いので注意)

申請が無事終了したら、印刷して控えておき、バンクーバーについたら、

  • 始発駅Central station移動(ダウンタウンから現地列車で10分くらい)
  • ゲートに入る前は、パスポート、EstaE-ticiet、記入済みの税関申告書を準備
  • イミグレーションを抜けたらすぐ大陸列車へ乗車可能に
  • アメリカの国境では列車が止まり、アメリカ入国審査官のチェックがはいる(税関申告書回収)

おぼえておきたいこと

  • 陸路入国の場合、数ドル徴収される可能性がある
  • 発車ベルが鳴らないので、ゲートを抜けたらすぐに乗車しておく

ということでした。飛行機がメインになりつつある現代ですが、陸で大陸を渡るのは、なんだかロマンがありますね。市街地、普段見ることのない、田舎の風景。海沿いを走っていくのでとても気持ち良い列車でした。(家族づれが多く、危ない目にもあわなかった)ぜひぜひ機会があったら乗ってみてくださいね。

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