この記事を書くきっかけとなったのは、友達のこの言葉でした。
「あなたは好きな仕事ばかりしていていいよね」
「正直嫉妬してるんだと思う、あんまり話したくないんだよね」
そう言葉を放った彼女は、「私もやる」と仕事を変え、憧れの人に弟子入りをして怪しげで一般的には良しとされない世界へ。「そこ大丈夫?普通の世界に戻れないんじゃない?」と聞くと、「自分は好きなことやっているのに、なんで私のときはそういうこと言うの」と。いやいやいや、ちょっと待てよ、と。
「好きなことだけで生きていく」って、本当にその名の通り、「好きなことだけをして生きていく」ことだと思っているのか。巷では「好きなことをやることが勝ち組」だという風潮があるけど、それがイコール幸せに繋がるわけではないことも、どうか知っていてほしいのです。
「やりたいことをおもいっきりやるためには、やりたくないこともおもいっきりやんなきゃいけないんだ (漫画ちはやふる) より引用」
これと同じです。好きなことをするたには、同じだけ嫌なことだって出てくるし、好きなことを嫌いになるほど打つ拉がれることだってあります。厳しいことをいいましたが、それを受け止める覚悟がある方は、ぜひこの先のページに進んでいただければとおもいます。
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好きなことだけやる、とはどういうことか
100%好きなことしかやらず生計をたてていく、というのは限りなく難しいでしょう。
たとえばですが、「雑誌を読む」ことが大好きな人が、「1ヶ月ずっと雑誌を読むこと」を続けて生計をたてられるでしょうか?まず不可能です。ただし「雑誌を読んでレビューをネットに投稿すること」「ライターやカメラマンになって、自分がお気に入りのページを作り報酬を貰うこと」はできるかもしれません。または「雑誌を読むだけでお金が入る仕組み」を作って起業するという手もありますね。
皆が口を揃えて、「好きなことだけなんて無理だよ」と思うのは、「趣味」と「ビジネスマーケット」がつながっている現場が少ないからかもしれません。そういうと、語学だったり、ゲーム業界はマネタイズしやすくわりと入りやすい業界かもしれませんね。
好きなことをやるために、必要な力とは
① 自分で、自分の人生に責任を持つ
自分で決めた道なので、結果がどうあれ誰にも文句は言えません。またロールモデルもいません。正社員として会社に尽くし、「まあまあ」な仕事をしていれば地位もお金も今後もある程度予想がつくけれど、好きなことだけしていくことはその真逆をいくようなものです。
でもだからこそ、想像もできないようなワクワクが待っている可能性もあるんですね。周りのいう「人と違う道をいくには覚悟がいるよ」とはそういうことです。
② 嫌なことも必要ならばやる、と割り切る力
会社にいたら、自分の業務以外のことは会社がやってくれます。人事、総務、営業、経理、税金処理といった仕事をしていく上で必要な管理部分のことですね。でも「趣味を仕事にする」、会社に属さないとなると、そこらへんは自分で全てやらないといけない可能性があります。
趣味は自分のためにやること、仕事は人のためにやることです。今までの「自分ならこうするのに」ではなく、「顧客がどう思うか」に視点を変える必要があり、そのうえで売り上げにも気を使わないといけません。お金を貰うためには、自分の意に沿わないことだって発生する可能性があるのです。これを知っておかないと、あとで「こんなはずじゃなかった」となりかねません。
③ 好きなことだけしていく、より「好きなように生きられる状態」を作る
私は「好きなように生きたい」派なので、上記した雑務も必要なら喜んでやります。こんなに「英語」「語学」を連呼するブログですが、わたしは別に海外移住にも、外国人との結婚にも興味はありません。住むなら、食べ慣れた食事が至るところにある日本が良いです。
何が好きって、「新しい言葉で人とコミュニケーションをとること」なのです。「母国語でない言葉のなかに核を見つけること」が好きなのです。なので、究極「そういう状態にいられる自分」でいれば幸せなわけです。それは日本でも出来るから場所は問わないのです。
好きなことだけ、に固執するとうまくいかない自分に苛立って趣味すら嫌いになってしまう可能性があります。そこは分別をつけて、「自分が幸せでいられる状態」にフォーカスしたほうが結果的に、自分の満足する状態になるのではないでしょうか。
まとめ
というわけで、「好きなことだけして生きていくために必要な力3つ」
- 自分で、自分の人生に責任を持つこと
- 嫌なことも必要ならばやる、と割り切ること
- 好きなことだけしていく、より「好きなように生きられる状態」を作る
むやみやたらと進んでしまうと、思わぬ結果を引きおこすこともあるでしょう。一度きりの人生、ぜひいろんな情報を集め、考え、自分で決断し、後悔のないように進んでくださいね。
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