生きにくい世の中で、なぜあの人は自然体でいられるのか

SNSが発展し誰とでも簡単に関われるようになった現代では、いろんな人が意見を発するために「情報疲れ」している人も多いといいます。しかし社会生活を送るには避けて通れないのが人間関係、できればストレスは減らしたいですよね。社会に多くの人がいるなかで居心地が良い人と、一緒に疲れる人の違いとは一体何なのでしょうか。今日はオフィスにひとりはいてほしい「自然体な人」の特徴と、なり方について解説していきます。

一緒にいるとなんだか癒される、「自然体な人」の特徴
無意味な「虚勢、見栄」は人を遠ざける
自然体になるにはどうしたらいいのか
1. 試してみたい方法５つ
2. トラブルを回避するちょっとしたコツ
まとめ

一緒にいるとなんだか癒される、「自然体な人」の特徴

① 気取らず、壁がないので話しかけやすい

「この人凄いなあ、話していてとても楽だな」と感じる人って大体「気取らない、自然体な人」だったりします。不思議なことに、本当にできる人（一流のひと）は自分の力を誇示しないのですね。「自分は自分」という、どっしりとした自信があり、

他人と比べて、見下したり、
誰かを蹴落とそうとしたり

といった虚勢、虚栄心がないために、他人をマウンティングすることがないからです。「自分の世界にいたい」「人とそんなに話したくない」人が作る壁は本人の防護壁としての役割を果たしますが、実は攻撃機能ももっていて近づいた人を傷だらけにしちゃったりもするのです。

② マウンティングしないので、相手を自然に和ませる

「自然体な人」の特徴は、隣にいる相手を卑下したり、挑発するような発言がないことですね。たとえば、

わたしは、（私の友達は）こんなにすごい
あなたにできるのかしら
わたしはこれだけ努力をしてきたのだけれど

といった挑発的な言葉があると、相当心が平和な人でない限りイラっとくることと思います。

これがいわゆる「一緒にいると疲れるひと」なのですが、挑発的な発言をされると受ける側も、感情に任せて言い返してしまったり、はたまた「ふーん、そうなの」と無視しても「なんかやな人だったな」とモヤモヤしたりと会話をするだけで疲れるのです。しかし、そういったことが「自然体の人」にはなく、穏やかな気持ちで会話を楽しめるのですね。

③「誰でもできるし、人それぞれ」とシンプルに考えている

彼らが自分のやってきたことを誇示しない理由として、「自分に自信」があるため、持っているものが他人の言動でどうこう揺らぐものではないと知っていること。そして「誰でもできるものだから」「人それぞれだから」というシンプルに考えていることがあげられます。例えば中学1年生が、3年生の数学の教科書を見てもわからないのと一緒といった感じでしょうか。

プライドなどが絡んでこないので、穏やかに会話ができるのですね。

④ そのままで愛されるので、見栄を張る必要がない

壁のない人は話しかけやすく、裏表がないために信頼され愛されキャラとなっていることが多いです。それがプラスのサイクルを生み、「あえて格好をつけたり」「見栄をはっても」結局バレるし、疲れるだけ、そのままでいたほうが愛される、ことを知っているのです。

人は「拒まれること」を極端に恐る生き物でして、逆をいうと「壁のある人、話しかけるなオーラをまとっている人」は、話しかけたら拒否されるかも、無視されるかもと周りがひいていく傾向があります。「もし本当は人といたいのになぜ..」と生きづらさを抱えている場合は、見栄や虚勢をはるより「オーラ（態度）」をかえてみるほうがぐっと効果があがったりするのですね。

無意味な「虚勢、見栄」は人を遠ざける

何ができて、何ができないのかを評価され続けるのは苦しいですね。あえて見下しているんだよって空気を送ってきたり、いつもミスや欠点を探して、「へえ」と上から目線で聞いていたり、そんな態度では自分も相手も疲れてしまいます。

自分の威厳を保つため部下や、周りの悪口、評判を下げるようなことを言い続けると、周りからは人がすーっといなくなっていきます。ただ意気込みとして、「俺はコレをやりきるんだ」という思いで発する「大げさな表現」で自分を鼓舞する人もいます。しかもそういう人ほど本当にやり切っちゃったりするものですから。これはご愛嬌だったりもしますね。