前回【仕事が暇すぎて辛い】を7年間で克服した件という記事をかいたのですが、自分が想像していた以上にけっこうなアクセス数があったのです。「仕事 暇」「派遣 暇」など様々なワードで皆さん記事を見てくださっているようで、「私だけじゃないんだな」と安心した次第です。
自身も社会人も8年目にはいり、中小企業、大企業、派遣、フリーランスといろんな人の働き方をみてきました。そこでたどり着いた結論「仕事が暇な人の末路 (すぐに辞めない人こそ希少価値が高い件)」をご紹介したいとおもいます。
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優秀なひとは、次のステップに移るのも早い
「優秀な人」といいますか、
- ものすごい成果をあげていたり、
- ちゃっちゃとこなして、どんどん新しいプロジェクトを立ち上げたり
- その人にしかできない何かをもっていたり、
こういった人は「スキルを身につけたら次へいく」といった思考を持っていることが多いです。「会社としては即戦力になるので雇用したけど、2年ちょっとで退職してしまった..」ということも多々。
- この会社でやれることはやりきった
- そのスキルを使ってやりたいことができた
またそのほか、優秀な人にはヘッドハンティングもきますので「ひとつの会社に長く留まる」というよりは、良い就業条件 (年収etc) が目の前にあると、ささっと船を乗り換える、とくに年収1000万円クラスのひとにはそれが顕著にみえてきます。
10年以上勤めている派遣さんは「皆の精神安定剤」
自身が最初に正社員として入ったのは、従業員7人程度の中小企業。そしてその中にいたのが、10年以上その会社でつとめている派遣さんでした。おっとりしていて必要な業務をコツコツするタイプで、仕事をバリバリする感じではなかったのですが、「その人の存在は会社にとってかけがえのない存在」でした。(慣れているらしく、閑散期にずっと自分タスクがなくても、まったく動じなかった)
さらに誰より勤務歴が長く会社の歴史や人の入れ替わりを客観的に見てきているので、「生き字引」といいますか、社員にとっても、社長にとってもどこか「精神安定剤」のような役割を果たしていたのです。わたしも「その人がいること」自体が心の支えになっており、いろいろと助けてもらい、3年半ほど勤めて転職を決意したときも、背中を押してもらいました。
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成果を出す人と同じくらい、「安定的に勤めてくれるひと」は重要
会社としては「成果を出す人」はもちろん重要なのですが、それと同じくらい「長く安定的に勤めてくれる人」の存在は尊いものなのです。仕事って、社内の信頼関係はもとより、
- 会社のシステム、OA機器の使い方
- その会社に沿った仕事の仕方
- 取引先との関係、商流あれこれ etc…
これらを人に教えるコストって、結構高いんですよね。なので、もちろん、「成果を出す人」「マネジメントに特化した人」など、スキルの高い人も必要なのですが、「長く勤めてくれる」っていうのもひとつのスキルといっていいほど、尊いものなのです。(物理的に、新しく空いたポジションにフィットするひとを探すって結構な労力とお金がかかりますから)
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あとがきにかえて
というわけで、仕事が暇な人の末路、
- 人材の確保にはコストがかかるため、
- 「暇」な時間が多くあっても、必要な業務を、必要な時にできているのならば、
- 「安定的に勤めてくれるひと」は唯一無二、会社にとって尊い存在となる
でした。もちろんそのポジションにニーズがあること、求められる仕事が一定以上こなせることが大前提で、「言われた仕事がまったくできず、給料泥棒」になってしまうのはまた違う話しです…。
かんたんにいいますと「インフレンザで一定数の社員が休んでも、会社が余裕でまわっていく」くらいが理想なわけで、それを加味すると、全員出席しているときに「暇なひと」がでる、というのはある意味普通なのかな、ともおもうのです。暇に悩んでいるひとがいましたら、ぜひ「いるだけで役に立ってる可能性もある」ことを思い出していただければさいわいです。
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