【仕事が暇すぎてつらい】を7年間でみごとに克服したお話

克服処世術

この記事は「私はちゃんと働く意思がある(けど暇である)ということを正当化するため書いたものである。「私はこんなに暇をしていいのだろうか」を考え続けて7年、わたしはついに閃いたそしてこの解釈により「仕事が暇すぎてつらい症状」を克服したのだ

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これからはどんな暇な職場にいっても私のメンタルはぶれないだろう。ここからは7年の軌跡を辿り、どう考え乗り切ってきたのか、克服した今何を思うのかを書き記しておこう

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めちゃくちゃ暇な職場での、つらすぎる日々

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新卒ではいった会社は中小企業で、そもそもの仕事があまりなかった繁忙期 (お正月やお盆、大型案件といっても大したことない)以外は、基本的につねにずっと暇だった。

朝9時に出勤しても、1時間で終わるくらい暇だった。頑張ってしまうと朝9時半には終わってしまうので、出来るだけ時間をかけるよう細心の注意を払って働いていた。

 

いくら頑張っても、11時には仕事がない

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  • 書類をひたすらホチキスで留めて倉庫へ送る、
  • 掃除をしてみる、
  • 掃除機のフィルターを変える、
  • 整理整頓

ほぼ全ての電話をワンコールで取った当時は月給が18~19万円だったので生活もしんどかった。そんなに能力も使えていないし、自分はこの世で役に立ててないのではないか、と悶々としていた。怖くなって手当たりしだい貿易まわりの知識を頭に詰め、証券を和訳したり、貨物保険を組み直したり必要と思われることは片端からやった

 

段々疑わしくなってくる自分の価値

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この3年半の経験で「何でもできる子」になり5年後上場企業から引く手数多の生活になるのだが、この時はそんなことわからないので、「自分の価値」をひたすら疑っていた。

いまおもうと、仕事がないのは私の責任ではないので、自分の価値を疑う必要はなかったなとおもう。もし会社に万一のことがあっても、事情を話せば就活には対して影響もでない。

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後から思うと、そんなに思い詰める必要はないのに

いまおもうと、勉強していいなら存分にさせてもらい、堂々と定時で帰って夜を楽めばよかったとおもう。(罪悪感をかんじることなく)仕事がないなら、会社でも出来る勉強を探せばいいとおもう。注意されたらやめればいいのだ。こういうところで、もがきながら習得したものは後の仕事で大きく役に立ったりするものだ。

 

いそがしい職場が、いかにきついか

暇な日々に耐えきれなかった私は、新卒で3年半つとめたのち「あたらしい仕事」に就くことにした。全4回の熾烈な面接を執念でくぐり抜け、念願の超人気なアパレルメーカー(上場企業)の本社勤務を勝ち取った。しかしこれが、今度は「超絶」がつくほど忙しかった。

パソコンは常時持ち帰り、12月31日もギリギリまではたらいた月収は32万、半年ごとに1万単位で昇給したので収入の面では文句はなかった。いろんな仕事に挑戦できたのもたのしかった。でも皆過労がちだからかオフィスの雰囲気は最悪で、まるでお墓のようだった。

(常にみんながこんな感じ、居心地がわるいなんてもんじゃない)

 

忙しい会社も大変なんだな、と気づいた

しかし楽しかったのも束の間、1年半くらいだった。気に食わないのか、上司のルーティン業務が全て降ってきたのだ。「これ私の仕事かな?」「プロジェクトもやれるんだから出来るでしょ?」と、全て返されたときは唖然とした。明らかな嫌がらせだったけど、暇よりまあいいかとすらおもっていた。「一生懸命やれば報われる」となぞの正義感を背負い込み続けて、過労と心労から帰り道で過呼吸となり、救急車で搬送された本気でぶっ壊れる怖さを感じ、永久欠勤 (退職)となった。バランスってほんとに大切。

 

何事もやりすぎるっていいことない

忙しいと身体を壊す、暇だとメンタルがもたなくなる。やっぱりなにごともバランスが大切だと学んだ。極端な例だが、逆もあり得ると思っている。仕事が好きな人、早い人はどうも仕事を囲い込む傾向があるようなのだ。「皆でやれば丁度いい」と思い上は人をいれる。

しかし「結局自分でやったほうが早い」と仕事を囲い込むひとが結構いるものだ。そのため結局、忙しい人と暇な人が生まれるといった摩訶不思議なことが社会ではよくおこる。良いことは何もない、ひとりで出来ることなんてたかがしれているのだ。

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派遣にしても暇だった、しかしここで閃いた

前の会社で、正社員は「定額使い放題」だと気づいてしまった。割にあわないと雇用形態を派遣に変えた。暇か、暇じゃないかと聞かれたら超絶暇だ。どのくらいって1日にインド企業のメールを1通訳すだけ、なんてこともあるくらい暇だ。そう専門職すぎてそもそも出番自体が超絶少ないのである。必要な時だけお願いね、というポジションが社会には存在するのだ。

1日いるだけなのに、ここにいて私はいいのだろうかと考え続けて、ついに私は閃いた。正確にいうと、超都合の良い解釈が浮かんだのだ。きちんと仕事はしているのだ、この際真実はどうでもいい。私は心の健康を保つ何かを、この7年間ずっとさがしていたのだから。

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「仕事が暇」現象が起きる理由をついに解明

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至った結論は新しい人を雇うより、仕事が一時的になくてもいてくれたほうがありがたい」ということだ。いま関わっているのはデータの売買、年に数回か大型の契約があって、その1回で何千億といった額が動くのだ。なるほど、常に細々動いているだけが仕事じゃない 1回でっかいことをして、それでお金が発生していくビジネスもあるのだ。

 

忙しいだけが仕事じゃない

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つまり世の中には

  • 1回で10個分の価値を生み出す仕事と、
  • 数十回動いて、1つの価値を生み出す仕事

が混在していることになる。前者はSEや法律系など専門職に多く、後者は事務や工場といった現場多い。つまり仕事の価値(時給)と工数(忙しさ)は必ずしも比例しないのだ。

 

新しい人をいちいち取るより、慣れた人にいてほしい

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もう一つ重要なのは、必要になったら人を取る、とりあえずいてくれたほうが助かるということだ。このとりあえずの一時期間は企業による、2、3ヶ月かもしれないし、年単位という可能性だってある。新しい人を雇うにはコストも時間もかかるものだ。3年間で3人を雇うより、暇なときもいてもらって3年で1人に長く丁寧な仕事をしてもらう、というほうがメリットが大きいのである。(ただし資金繰りが厳しい企業では、例外もありうる)

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忘れられない同僚のハナシ

1日ほぼ寝ていた、とんでも精神の持ち主

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私には忘れられない同僚がいる隣の部に通訳としてはいってきた彼女は、私以上にあるべき仕事がなかった。営業拡大を見込んで雇用したが、案件が後ろ倒しになったのである。どのくらいないって、一週間なにもないことだってあった。

彼女はすごいことに急にくる仕事以外は、おだやかにほぼ寝ていたそれが原因か、4ヶ月目で契約打ち切りになったかし彼女は、「この生活いやだった」とスッキリした顔で(喜んで)辞めていったのだ。自分でだけでは辞める踏ん切りがつかなかったらしい。

 

毎日8時間ただ座っているだけ、に耐えられる人はいるのか

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だけどわかるだろうか、彼女だって寝たいわけではなかったのだ。8時間もパソコンの前にいるだけの毎日を繰り返すと、もう眠るという境地以外達するべき場所がなかったのかもしれない。でも私にとって彼女は支えだった。仕事がないときも彼女と慰め合いながら、「なぜこんなに暇なのか」について語り合った。「ああ、仲間がいる」と思うほど人の心を安心させるものはない

 

暇な人も、誰かを救っている可能性がある

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何が言いたいかって、暇なひとだって、誰かの心を救っている可能性があるのだ。「いつも変わらないあの子を見ると落ち着くなあ」ひょっとしたら「あんな風に生きてみたい」と憧れている人もいるかもしれない。(前の会社の私がそうだったように)

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まとめ

仕事 暇 辛い

実に苦しい7年間であった。ある時はトイレにこもって寝てみたり、ファイルをひたすら整理したり。には掃除機の掃除をすることすらあった。それでも時計は全く進まない、終わりのない修行のようであった。ただ流れていく時間を前に私の人生はいったいなんなんだと思いつめた日々も、いまは懐かしい

暇であることに悩み、苦しみ、辛い毎日を送っている人がいたら、ぜひこれを教えてあげてほしい。気持ちはよくわかる。苦しむ人が減り、いきいきと「自分の時間」を生き、会社にも相乗的にメリットがでていくことを願うばかりである。それでもモヤモヤする方はぜひこちらご参照を【働き方】仕事でやることがないあなたへ|元気になる考え方10個)(2019年1月8日執筆)

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