「大人だけどバレエをはじめたい」「始めてみたけど続けられるか不安」、大人バレエの初心者クラスにはこういった方が多くいます。しかしバレエは身体だけでなく、精神面にもメリットがあるのをご存知でしょうか。バレエの上達の秘訣は、人生においても役立つものが多いです。バレエで学べることが、人生を変える5つの理由をご紹介します。
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① 鍛錬のさきに結果が出る
バレエでは、とにかく基本を徹底することが大切です。お手本のポーズができるまで、自分の軸が取れるようになるまで何度も繰り返し、上手になってもいつも基本へ立ち返ることが必要です。最初は一つ一つのポーズをバーやセンターでひたすら練習するので、舞台の華やかな姿と結び付かず「地味だな」と思うこともあるかもしれません。それでもめげずに続けていくと、舞台の上のダンサーがやっているのは、あのレッスンに出てきたポーズだと気付く日がくるのです。
② 華麗な舞台の裏にあるのは、地道な練習の積みかさね
練習を重ね、ひとつひとつ課題をクリアすること。ポーズや、ステップ、できるものが多くなればなるほど、比例するように注意ポイントは増えていくでしょう。出来たことに喜んだりと思ったら、またうまくいかず、何回やってもうまくできない自分にイライラする日もあるでしょう。それでも繰り返していくうちに、少しずつうまくなっていくのです。
3歩進んで2歩戻る日々でも投げ出さず、長い目で着実に身につけていくことが上達の秘訣。この力は仕事にも、勉強にも通じるものがありますね。
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③ 人は見ている方向に進んでいく
ピルエットなど、回転するときは進みたい方向をみることが大切です。なぜなら人は見ている方向に進んでいくものだから。逆にみていないと、焦点が定まらず思わぬ方向へ進んでいくことになりかねません。
どこを見ていいかわからず焦点が定まらないと、目が回ったりバランスを崩すこともあります。これは人生も一緒、行きたい場所があるなら「目的地」を認識してそこへ向かえるよう調整していく必要があります。これは、生きていく上でも大切なことではないでしょうか。
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④ 思い切って遠くへ踏み出した方が安定する
ピケアラベスク、ピケターン、片足でバランスを取ることは頭で考えるよりずっと難しいことです。とくにトウシューズをはくと最初はポワントでたつことすら難しく感じるでしょう。かといって、怖がって近くに足をおろすと、かえってバランスが取れずぐらつくことになりかねません。
足を出すときは、自分が想像するより少し先へ。逆に怖くても、思い切って立ち切ることで両脚が張れてバランスが取りやすくなるものです。日常でも勇気がいることってありますよね、でもそんなとき怖がるのではなく、あえて、思い切って踏み出したほうが結果的にうまくいくというのも真理ではないでしょうか。
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⑤ バーは男性と同じ、寄り掛かりすぎるとうまくいかない
一番最初に、師事いただいた先生が面白いことを教えてくれました。
「バーがあると安心するでしょうけど、寄りかかりすぎてはダメ。そっちに力をかけすぎると、自分の軸も力も育たずじまい。バーは恋愛(男性)とおなじ、ちょっと寄りかかってくれるのは可愛いけど、思いっきり寄っかかられると重くて、離れていくでしょ。だからバーは支えにする程度に」
支えてくれる人がいることは有難いことです。頼ってもらえるのも嬉しいものですが、やりすぎは禁物なのですね。常に自分の軸を探し続けるバレエ、それは人生にも通じるものです。
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まとめ
バレエの上達に必要なポイントは、人生をより良くするために役立つものばかりです。
- ① どんな時でも基礎を徹底する力
- ② 華麗な舞台の裏にあるのは、地道な練習の積みかさね
- ③ ひとは、見ている方向に進んでいいく
- ④ 思い切って、遠くへ踏み出した方が安定する
- ⑤ バーは男性と同じ、寄っ掛かりすぎるとうまくいかない
簡単ではなく時間もかかりますので、やれどやれど課題が見えるバレエに必要なのは、継続力かもしれません。でも、その過程で身につけたものは何より自分の財産になるはず。練習すればするほど、姿勢が正され仕草も洗練されていくのも嬉しいですね。体験レッスンなどもありますので、気になったらぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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