誰もが一度は憧れるルイ・ヴィトン。洗練されたデザインはもちろん、充分な収納力といった機能性を備え、丈夫で耐久性があり長く使うことができるのも、世界中の女性に愛され続ける理由のひとつです。この記事ではヴィトンの中で最も人気のある6つのキャンバス生地と、不動の人気を誇る『ネヴェーフルトート』の魅力をご紹介していきます。
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ルイ・ヴィトンのなかで、最も人気のある6つのスタイル
クラシックで洗練されたデザインとクオリティの高さで、世界の人を魅了し続けるルイ・ヴィトン。まずルイ・ヴィトンのなかで、最も人気のある6つのスタイルをご紹介します。
モノグラムキャンバス
定番でいちばん人気なモノグラム、優雅な花柄と絡み合うイニシャルは、ビクトリア朝時代に流行した和柄がイメージされているといいます。最も注目すべき部分はキャンバス自体、LVのコーティングされたコットンキャンバスは販売当時は革命的な製品で、競合他社とは一線を画していました。現在このモノグラムキャンバスは、他のレザーよりも耐久性と耐水性に優れていることで知られています。
ダミエのキャンバス (カラー3種類)
モノグラムより落ち着いた印象を与えるダミエ柄。規則的に並んだ四角のなかに、LOUIS VITTONのロゴが慎ましやかに印刷されているのが特徴です。3種類のカラーヴァリエーションがあるのですが、いちばん人気なのはダミエエビネ (茶色)ですが 、ダミエアズール (白色)もまた違った清楚な印象があり人気です。ダミエ柄は、日本で古来から愛されている市松模様をもとにつくられているそうで、だからこそ、日本人にとって馴染深いのかもしれません。モノグラムと同様に、コーティングされたコットンのキャンバスで作られています。
ダミエアズール (白) のヒットをうけ、ルイ・ヴィトン生誕120周年を記念して作られたのがダミエグラフィット(ブラックとグレー)です。ダミエのなかでも最もシックで控えめなデザインとなっています。その特徴や美しさから男性用アクセサリーやレザーグッズにのみに使用されました。
モノグラムマルチカラー
2003年にマーク・ジェイコブスからリリースされたこの色鮮やかなパターンは、モノグラムマルチカラー。ルイ・ヴィトンとアーティスト村上隆によるコラボレーションだといいます。明るいトロピカルカラーをイメージした「カウアイ (Kauai) パレット」 と称されるこのキャンバスは、大ヒットし最も成功したデザインともいわれました。現在では、限定版として登場することが多く、その分お値段もお高めになっています。
モノグラムヴェルニス
素材には牛革に型押し加工を施し、パテント加工(エナメル加工された天然皮革)を施しているので、日差しの中でもキラキラと輝きます。光沢がうつくしく華やかで、場所を選ばず使用できるのも嬉しいところ。しかしながら、他の多くのLV製品とは異なり、ニスに傷がついたり、欠けたりすることがあるので扱いには注意する必要がありそうです。幅広い年齢層に人気のエナメルキャンバス、やはり可愛いですね。
エピレザー
エモノグラムとダミエに次いで、人気がある素材です。エピは植物染料で処理された丈夫で硬い革で、ツートンの質感と耐水性、傷がつきにくいのが特徴です。エピのバッグは剛性にもかかわらず、自然な伸縮性をもち構造的な品質と相まって、独特の感触とシルエットを生み出します。仕事でもプライベートでも活躍するような使い勝手のいいデザインで、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
モノグラムアンプラント
アンプラントモノグラムは、柔らかく耐久性のある上質なカーフレザーで作られており、お手入れがとても簡単なのが特徴。アンプラントで作られたバッグは、同じキャンバス製のバッグよりも重く、少し剛性が低い傾向があります。ただ手触りがよく使っていくうちに馴染み、味が出て行くというメリットもあります。
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一度は持ちたい、憧れのネヴァーフルトート
多くの人気商品をリリースしてきたヴィトンですが、個人的にオススメなのは、類稀なる機能性とデザインを備えた『ネバーフル・トート』シリーズです。「never full( どんなにモノを入れてもいっぱいにならない) 」と名付けられたこのトートバックは、名前とおり充分な収納力をそなえ、どのような服装にもあう洗練されたデザインが特徴です。
『ある場所から別の場所へ移動するとき、女性は自分の人生をかばんの中に入れて運ぶ』
ヴィトンのネヴァーフルは人生に対するこの姿勢をもとにつくられています。この四次元ポケットのようなトートバックには、日々を過ごすのに必要なものがすべて入ります。なので、旅行にも街歩きにも最適。最初はビーチで使う季節のバッグとして登場したそうですが、すぐに定番となり今やヴィトンの顔ともなっています。
年齢によって、使い分けられるのも嬉しい
このトートバックのすごいところは、
- pm (小) mm (中) gm (大) の3サイズあり、
- 素材はモノグラム、ダミエ、エピから選ぶことができ、
- それぞれにカラーヴァリエーションが存在
と種類が多いので、年齢やシーンに合わせて選ぶことができるのです。ハイクオリティに加え、使い勝手も抜群。それもそのはず、ネヴァーフルトートは精巧な職人の手で作られており、なんと製作には45時間かかっているそうです。(参考:https://etoile-luxuryvintage.com/blogs/news/history-of-the-bag-louis-vuitton-neverfull)
ひとつのバッグで、色々なアレンジが可能
ネヴァーフルは、リバーシブルにもなります。pm (小サイズ) の裏地はダミエがパキっとしたな赤、モノグラムがビビットなピンクとなっており、裏返すとまったく違った印象になります。ルイ・ヴィトン独特の旅の歴史と起源であるトランクスのキャンバスを彷彿とさせる、ストライプ柄もアクセントになっています。
サイドのレースを絞れば、よりコンパクトでシックなシティバッグになります。またさらにネヴァーフルコレクションの最大モデルであるGMは、(レザーの持ち手が折れることなく)90KGまで持ち運ぶことができるそうです。
飽きない、洗練されたデザイン
(ネヴァーフルトートmm モノグラムの裏地のカラーは3種類)
2013年、ルイ・ヴィトンはネヴァーフルトートをリニューアル。内装にはさらに新鮮なテキスタイルを使用し、さらに繊細なディテールが施されました。裏地は鮮やかな色合いになっており、時代を超越したモノグラムのキャンバスに鮮やかな印象を与えてくれています。
外はクラシックなのに、中は遊び心があるってどうも女心もくすぐるんですよね。mm(中サイズ) は旅行でも大活躍ですし、pm(小サイズ) はお出かけに、また裾をしぼってスクエア型に上品さが増したハンドバックにもなります。「良いものを長く使う」という言葉がまさにぴったりのバッグですね。
ネヴァーフルのまとめ (各々のサイズと特徴)
(ネヴァーフルサイズの視覚化-Pinterest経由)
それぞれのサイズと特徴を以下にまとめておきます。
- PM
フランス語でSmall Model『プチモデル』の略です。日常の使用、街中の散策、おしゃれなディナーに最適のモデルです。 (サイズ:29×21×12cm 価格:165,000円相当)
- MM
フランス語でMoyen Modele『ミディアムモデル』の略です。主に仕事や学校でバッグを使用する場合は、MMが最適です。ノートパソコンをいれても、本や財布などのスペースが余るくらい、充分な収納力を備えています。(サイズ:37x29x17cm 価格:174,900円相当)
- GM
フランス語でGrand Modele『グランドモデル』の略です。GMは基本的に何にでも合うので、旅行にはもちろん、ママバッグとしても使うことができます。(サイズ:40x33x20cm 価格:183,700円相当)
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あとがきにかえて
時を超えて愛されるデザインと伝統的なディテールが融合した、ルイ・ヴィトンの商品の数々。とくにエレガントなキャンバスにヌメ革のトリミングをあしらった、機能性抜群のネヴァーフル・トートは見ればみるほど欲しくなってしまう一級品。
自身も大学生のときにモノグラムに一目惚れをしてmmを購入してからネヴァーフルの虜になりました。(当時は学生だったので中古品しか買えなかったのですが…) PCなども含め、荷物が多かったのですがとても使い勝手がよく重宝しました。
アサラーになると荷物も減りましたので、ダミエ柄のpmをスクエア型にしてハンドバックとして使用。シックでどんな服装にあい、何より使いやすいのでヘビロテしています。お気に入りのバッグを年齢にあわせてカスタマイズ (アップグレード) していけるのも嬉しいところですね。
歳をとるにつれ「良いもの」を長く大切に使っていきたいという思いが日に日に増している気がします。ルイ・ヴィトンのバックが気になっている方は是非、自分好みの何かを探す旅に出てみてはいかがでしょうか。
この記事をかくために参考にさせていただいた記事
- https://bagista.co.uk/blogs/news/the-louis-vuitton-monograms
- https://www.tradesy.com/blog/our-guide-to-authentic-louis-vuitton-leather-and-canvas/
- https://www.tradesy.com/blog/the-amazing-life-of-louis-vuitton/
- https://etoile-luxuryvintage.com/blogs/news/history-of-the-bag-louis-vuitton-neverfull
- https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage
- https://www.mensleathermagazine.com/pages/000212.html
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