怒哀楽とはよくいったもので、日々生きていると色々あるものです。「たのしい、うれしい」といったワクワクが続く事もあれば、その次の日は気分が落ちたり。そういうときって大抵、身体が疲れていたり、寝不足だったり、エネルギー不足だったり、ちょっとしたことで翌朝スッキリといったこともあるのですが。落ち込んでいる時間ってなかなかに辛いですよね。今日はそんな「意味なく落ち込む」時に効く考え方をご紹介します。
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① 深刻にならない、「まあ、また楽しいことあるよな」と傍観
なにかが頭に浮かぶたびに、人間は頭のなかに「思考という名のタネ」を撒いています。日々の生活のなかでまいたタネは時がくれば芽吹いてきます。もちろん悪いタネにはよくない花が、良いタネには良い花が。
ブッダは「人間は自分の考えているものの結果である」と説きました。「あいつはなんてやつだ」「本当にやなことばっかり」とネガティブなことを考えていると、本当にそういった出来事がたくさん起こります。それに対して「まあいまは落ち込んでるけど、またいつか楽しいことあるか」と傍観していると、ポジティブや楽しい人や状況を引き寄せることがあるのです。
② 悪い面を探すのではなく、あえて物事のいい面を
どんなものにも、良い悪いの両面があります。悪いところや、イライラすること探せば、それは佃煮にするほど見つかりますし、逆に良いところを見つけようとすれば、芋づる式に良い事もたくさん出てくるものです。
とはいっても、辛いとき、落ち込んでいるときに「物事をポジティブに考えよう」なんていわれても、「そんな気分じゃない」ってなりますよね。そういうときは「自分が持っているもの」を数えましょう、不満が出てくる時ってだいたい自分に足りない何かを見ているときです。
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③ ネガティブ感情は、制御しないと加速する
人間は本来ネガティブにできているのです。マンモスがたくさんいる土地に狩りに出ているのに、「まあなんとかなるから、とりあえずいこう」じゃ全滅ですからね。目の前のことに注意を払い、不安があるのは生きるために大切なことなのです。
ただネガティブ感情はオートモードで稼働しつづけるので、自分でセーブする必要があるのですね。偶然の偶然はたしかにありますけれど、本当に自分が欲しいものを手に入れたいのなら「頭のなかで、自分が欲しい未来を具体的に想像する」ことを意識して、ぜひ落ち込みに飲み込まれないようにしてくださいね。
④ 何もない日だって、いつか何かの役に立つ
何も変わらない毎日だって、絶対に変化しているものがあって、「その日々に淡々としていた何か」が将来大事なときに役立つ可能性があるのです。自分が思っている方へ人間は進んでいくものです。本当に自分が欲しいもの・幸せを手に入れたいのなら、「ああ、どうしよう」と考えるまえに、「自分が欲しい未来を具体的に想像する」ことを意識してみてください。
「そのとき、瞬間」だけ切り取ると落ち込む事だってある、しかしそれは人生のほんの一部です。気晴らしに身体を動かしたり、新しい空気を吸ったり、図書館であたらしい本に触れたり。気を逸らすと案外すーっと迷いも消えて、新しい興味のほうに意識がそれていくこともあるものです。
⑤ 深呼吸をして、満ち足りた気持ちに
いまは、ヨガ、瞑想、マインドフルネスといった「頭をすっきりさせる術」が注目を集めています。というのも、脳疲労というのは厄介でいくら休んでも「頭が考え続けている限り、疲れは取れない」どころか、「どんどん疲れていく」のです。休みの日にいくらゴロゴロしても疲れが取れない、というのは、疲れているのは身体ではなく脳だからかもしれません。
瞑想が苦手な人へ、オススメのマインドフルネス
ただ瞑想って確かに気持ち良いのですが、5分間座ってじっとして何も考えない、というのはなかなか難しいという人もいるのではないでしょうか。そういう時にはただ『深呼吸』するがおすすめです。
- 静かな場所で、ゆっくりと息を吸う
- そのたびに「安らぎを吸い込んでいる」と自分へ言い聞かせ、安らぎを感じる
- 息を吐くたびに「私は満足をしている」と言い聞かせ、満たされていることを感じる
(MAXIMUM SELF-ESTEEM (The handbook for reclaiming your sense of self-worth Jerry Minchinton 参照)
焦っている時や、辛いときは、呼吸が浅くなっていたりするものです。思考と呼吸を連携させて、ゆっくりと呼吸をすることで思考を安らぎへ持っていく効果があるのですね。人間はマッサージなど身体のケアはしますが、心のケアは忘れがちです。即効性がありますのでぜひ騙されたとおもって、トライしてみてくださいね。
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まとめ
というわけで、よくわからないけど落ち込んだときに、元気になる5つのこと
- ① 深刻にならない、「まあ、また楽しいことあるよな」と傍観
- ② 悪い面を探すのではなく、あえて物事のいい面を
- ③ ネガティブ感情は、制御しないと加速する
- ④ 何もない日だって、いつか何かの役に立つ
- ⑤ 深呼吸をして、満ち足りた気持ちに
そして、今すぐできるオススメのマインドフルネス「深呼吸の方法」をご紹介しました。床につくときに「ああ、今日は落ち込み続けた1日だった」と思いながら寝るのと、「まあ、こんな日もあるわ、あたらしい日がくるし」と眠りにつくのでは感じるストレスも全く違うはず。「こんなのもうやだ〜〜」と叫びたくなったら、ぜひ試してみてくださいね。
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